友だちやSNSで「今期は豊作」「1クールで完結」「作画がいい」と話しているのを見て、アニメの基礎知識がないせいで話についていけず、置いていかれた気がしたことはありませんか?
この記事では、アニメの基礎知識として、よく出てくる用語、アニメが作られる流れ、制作会社と業界の仕事、アニメと漫画の関係を、はじめての人向けにまとめて解説します。
読み終えるころには、放送の数え方や作り手の名前が分かるようになり、作品の情報を読んだり、見る作品を選んだりするのがぐっと楽になります。
アニメの基礎知識は「用語・作り方・業界」の3つを押さえれば足りる

アニメの基礎知識は、放送や配信で使う用語、アニメが作られる流れ、作っている会社と仕事の3つを押さえれば、作品の情報を読むのに困りません。
用語は「クール」「今期」「OVA」のような放送・配信の言葉と、「作画」「原画」のような作り方の言葉に分かれます。
作り方は、企画から脚本・絵コンテ・作画・仕上げ・撮影・音響までの流れを大まかに知っておけば、スタッフの名前の意味が分かります。
業界のことは、制作会社と、アニメーターや声優などの仕事の違いを知っておくと、ニュースやスタッフ欄が読みやすくなります。

まず覚えたいアニメ用語

はじめに覚えておくと便利なのは、放送の時期を表す「クール」「今期・来期」と、作品の形を表す「テレビアニメ・劇場版・OVA」の言葉です。
クールと今期・来期
クールは、テレビ番組を3か月ごとに区切った放送の単位で、アニメでは1クール(3か月)で12〜13話前後の作品がよく見られます。
新作アニメは、1月・4月・7月・10月に始まる作品が多く、それぞれ冬アニメ・春アニメ・夏アニメ・秋アニメと呼ばれます。
いま放送しているクールを「今期」、次のクールを「来期」、ひとつ前を「前期」と呼びます。
2クールは半年、4クールは1年続く作品のことで、続編は「2期」「第2期」「Season2」などと書かれます。
テレビアニメ・劇場版・OVAの違い
テレビアニメはテレビで放送する作品、劇場版は映画館で公開する作品です。
OVAは、テレビ放送や映画館を通さずに、ブルーレイ・DVDなどの映像ソフトで出すために作られたアニメのことです。
最近は、テレビより先に配信サービスで公開する作品や、配信だけで見られる作品もあり、「配信アニメ」「WEBアニメ」と呼ばれます。
作画・原作・アニメオリジナル
作画は、アニメの絵を描くことや、その絵の出来ばえのことで、「作画がいい」は絵がよく動いて崩れていないという意味でよく使われます。
原作は、アニメのもとになった漫画・小説・ゲームなどのことで、原作のないアニメは「アニメオリジナル」と呼ばれます。
原作のあるアニメで、原作にない話や場面を足したものは「アニメオリジナルの回」などと言われます。

アニメができるまでの流れ

アニメは、企画・脚本・絵コンテを決める前の段階、絵を描いて動かす作画の段階、色を付けて撮影し音を入れる仕上げの段階、の順で作られます。
企画から絵コンテまで
最初に、どの作品をどんな形でアニメにするかを決める企画があり、出資する会社や放送・配信の先が決まります。
次に、各話の物語やせりふを脚本にまとめ、それをもとに場面の絵とカメラの動き、時間を描いた設計図である絵コンテが作られます。
原画・動画・仕上げ・撮影
作画の段階では、動きの要になる絵を原画、そのあいだをつないで動きをなめらかにする絵を動画と呼び、それぞれアニメーターが描きます。
描いた絵に色を付けるのが仕上げで、背景の絵と重ねて画面を作るのが撮影です。
いまは多くの作品で、色付けや撮影をパソコン上のデジタルの作業で行っています。
音響と放送・配信
絵ができたら、声優が声を入れるアフレコ、効果音や音楽を付ける作業を経て、1話分の映像が完成します。
完成した話は、テレビ局での放送や配信サービスで公開され、あとからブルーレイ・DVDになる作品もあります。

アニメの制作会社と業界の仕事

アニメの「制作会社」は、作品を実際に作る現場をまとめる会社のことで、スタッフの一覧では「アニメーション制作」と書かれている会社がそれにあたります。
制作会社は作品ごとに違う
同じシリーズでも、期が変わると制作会社が変わることがあります。
好きな作品の制作会社を知っておくと、同じ会社が作るほかの作品から次に見る作品を探せるので、作品の公式サイトのスタッフ欄を見てみると楽しみが広がります。
アニメーターの仕事
アニメーターは、原画や動画を描く人のことで、経験を積むと作画監督や監督になる人もいます。
専門学校や美術系の学校で学んでから制作会社に入る道が多く、絵を描く力に加えて、決められた時間で描き上げる力が求められます。
声優の仕事
声優は、キャラクターの声を演じる仕事で、アニメのほかに吹き替え・ナレーション・ゲームなどでも声を担当します。
声優になるには、養成所や専門学校で演技を学び、事務所のオーディションに受かって所属する道が一般的です。
原作の権利と著作権
アニメの絵や映像、キャラクターには著作権があり、作品の画像や映像を勝手にネットに上げたり、売ったりすることはできません。
このブログでも、作品の画像や場面写真は使わず、公式サイトで公開されている情報をもとに、文字と図で説明していきます。
アニメと漫画・原作の関係

人気のアニメの多くは漫画や小説が原作で、アニメは原作の物語の途中まで作られ、続きは原作で読める作品がよくあります。
アニメは原作のどこまでかを確かめる
アニメが原作のどこまでを描いたかは、作品ごとに違います。
アニメの続きを知りたいときは、出版社や作品の公式サイトの案内で、アニメの最終話が原作の何巻あたりかを確かめてから読み始めると、話が飛ばずにつながります。
漫画とアニメの違い
漫画は絵とせりふを自分のペースで読み進めるもの、アニメは声・音楽・動きがついた映像を決まった時間で見るものです。
同じ物語でも、アニメでは場面の順番が入れ替わったり、オリジナルの場面が足されたりすることがあります。
よくある質問

アニメの1クールは何話ですか?
1クールは3か月の放送の区切りで、12〜13話前後の作品がよく見られます。
作品によって話数は違うので、正確な話数は作品の公式サイトで確かめましょう。
今期アニメとはいつのことですか?
今期アニメは、いま放送している3か月のクールのアニメのことです。
1月・4月・7月・10月に始まる作品が多く、次のクールは来期と呼ばれます。
OVAとは何ですか?
OVAは、テレビや映画館ではなく、ブルーレイ・DVDなどの映像ソフトで出すために作られたアニメのことです。
テレビアニメの番外編として作られることもあります。
アニメの制作会社はどこで分かりますか?
作品の公式サイトのスタッフ欄で「アニメーション制作」と書かれている会社が制作会社です。
アニメの最後に流れるスタッフの一覧(エンドクレジット)にも書かれています。
アニメと漫画はどちらから見るのがいいですか?
どちらからでも楽しめますが、物語の続きが気になる人はアニメを見てから原作を読むと、アニメの先の話までつながります。
先に話を知りたくない人は、アニメを見終えてから原作を読む順番がおすすめです。
アニメの画像をブログやSNSに載せてもいいですか?
アニメの画像や映像には著作権があるので、勝手に載せるのはやめておきましょう。
公式が「使ってよい」と案内している素材や、公式アカウントの投稿の共有など、決められた方法の範囲で楽しみます。
まとめ|アニメの基礎知識は用語から覚える

アニメの基礎知識は、放送の時期を表す用語、アニメができる流れ、作っている会社と仕事の3つを押さえれば、作品の情報を迷わず読めるようになります。
| 知りたいこと | 答え |
|---|---|
| 1クール | 3か月の放送の区切り。12〜13話前後の作品が多い |
| 今期・来期 | いま放送中のクールと、次のクール |
| OVA | 映像ソフトで出すために作られたアニメ |
| 原画と動画 | 動きの要の絵と、そのあいだをつなぐ絵 |
| 制作会社 | 公式サイトのスタッフ欄の「アニメーション制作」 |
今期・新作アニメの探し方、おすすめの選び方、見る方法、原作の読み方などは、このブログのそれぞれのカテゴリの記事で順番に解説していきます。