奨学金の返済が苦しいのはなぜ?返済できなくて自己破産する人も?

佳境を迎える受験シーズン!
奨学金の過大請求問題がニュースになっていましたが、奨学金の返済に苦しむ人が増えています。

 

なぜ、奨学金の返済で苦しむ人が多いのでしょう。
中には自己破産してしまった人もいるとの噂が。

 

奨学金は月々いくら払うのか?
奨学金の返済が苦しいのはなぜなのかを探ってみました。




そもそも、奨学金って??

今や大学生の2人に1人が利用しているといわれる奨学金!
そもそも奨学金ってなんなんでしょう?

奨学金とは、経済的に進学が困難な学生にお金を貸す制度。
独立行政法人日本学生支援機構が行っている金貸し制度。

 

ての大学や短大、専門学校で申し込むことができます。

 

 

奨学金には2種類あり給付型と貸与型があります。

給付型はようはもらえる奨学金。
貸与型の場合、卒業後に返済する必要があります。

 

貸与型は、さらに無利子タイプと有利子タイプに分かれますが返済で苦しんでいるのは利息付きの奨学金を借りた人たち。

https://twitter.com/kinchan_kawaii/status/1097499573595992064

奨学金という名前だけ聞くといいものに聞こえますが、簡単に
行ってしまえば、借金です!!

 

よく、教育ローンと何が違うのというといわれますが違いは大きくわけるとこんな感じです。

奨学金と教育ローンの違い

・奨学金は学生本人が借りるローン。在学中は返済しなくてよく、卒業してから返済

・教育ローンは親が借りるローン。借りたその日から返済する

 

奨学金は学生本人に返済義務が、教育ローンは保護者に返済義務が発生します。

どちらを借りるにしても返済が発生するのでそこは考えて借りないといけませんね!!




奨学金の返済が苦しいのはなぜ?

奨学金の返済があるから、結婚や出産をあきらめたという声も多く聞こえますが、何故こんなにも奨学金の返済に苦しむ人が多いのでしょう?

 

その理由は、返済額と返済期間の長さ!

 

返済額と返済期間は借りた総額によって変わってきます。
例えば大学4年間奨学金を借りた場合

 

毎月の返済学が2万6000円程度!!
これが最長20年続くわけです。

 

20年ってことは、240ヶ月。
240ヶ月×2万6000円だと6240000円!!

 

600万を超える金額を払わないといけないのです。
これはさすがにきつい。

 

600万あったらBMW買える値段だし。

最長20年って結構長いですよね。

奨学金は卒業後から返済が始まるので、22歳から始まって終わるの42歳。

 

そりゃ、結婚も出産もあきらめる人が増えるわけだ。

 

普通に就職して働いてれば返せるじゃん?と思う人も多いとは思います。
実際に返済が苦しいのは甘えだという声も。

https://twitter.com/kzhy1000/status/1097504206640996352

もちろん、高収入であれば一括返済や繰り上げ返済すればいいでしょうが、そんな人達は奨学金を借りてる中でも数パーセント!

 

大半は年収400万円台の平均値かそれ以下。
そうなると毎月3万近くの返済はきついでしょう。

 

それに、勘違いしてる人が多いですが奨学金は無利息ではない!
お金を借りた以上、利息が発生します。

 

借りた金額を返せば終わりではないんです!
利息を含めた金額を返さなくてはいけないのです。

 

これが最も苦しいところでしょう。

 

例えば毎月8万円の奨学金を4年間借りてたとします。
利息がなければ、4年間でおおよそ400万円程度。

 

ただ、利息がはいれば600万に膨らむのです。

 

この利息が最も返済を苦しめてる理由でしょうね。
奨学金に限らずカードローンでもそうですし。

 

決して、奨学金を借りた人たちが贅沢な暮らしをしてるわけではなく利息と返済期間が重くのしかかってることがわかりました。

 

奨学金の返済って免除されないの?

では、この奨学金の返済って免除されることはないのでしょうか。

 

一応、返済する必要がなくなる「返済免除制度」や、返済の一部を肩代わりしてもらえる「返済支援制度」はあります。

 

ただし、これには条件が付きますし数が少ない!
要はレアパターンだと思っておいてください。

返済免除精度の条件は、大学院のみで発生します。
大学院で優秀な成績を収めた場合、全額or半額免除になる

 

この優秀な成績っていうのが問題。非常にあいまいなのです評価が。

 

 

学問分野での顕著な成果や発明・発見のほか、専攻分野に関する文化・芸術・スポーツにおけるめざましい活躍、ボランティア等での顕著な社会貢献等も含めて評価とあります。

 

例えば、大学生でオリンピックにでてメダルを獲るとか、目覚ましい研究で世界に発表されるとか。。
文芸で直木賞みたいな大きな賞をもらうとか。

 

ま~かなり難しいというかハードルが高いのは事実でしょう。

 

これ以外だと、各都道府県によって地元の企業とうに就職して一定期間過ぎると報奨金がもらえるみたいな制度はあります。

 

特例として、入学1年以内に学資負担者が死亡した学生や、学資負担者が精神的あるいは身体的な障害状態となり学資提供が困難となった学生は入学金や授業料が免除になる制度はありますが、これはあまり考えたくないでしょう。

 

基本、これ以外は返済免除はありません。

 

なので、奨学金を借りるときは必ず返済が発生することを考えて借りるようにしましょう。
気軽に借りて気軽にかえせるものではありません。

 

卒業後多くの社会人がこの奨学金に苦しんでいます。
奨学金という甘い言葉に騙されないようにしましょう。




奨学金が返済が苦しくて自己破産するってほんと?

大学卒業、多くの社会人を悩ませる奨学金!

奨学金の返済ができず、自己破産したという人話も。
果たして本当でしょうか。

 

ちょっと調べてみたところ

 

奨学金にからむ自己破産は2016年度までの5年間で延べ1万5338
本人が8108人、連帯保証人と保証人が7230人。

 

え。。。

思った以上に多いぞ。

1年でだいたい3000人以上が自己破産に陥ってる計算になりますね。

 

年間利用者の正しい数字がわからないのであくまでも推測の域をでませんが、300人に1人は破産することになるかと。

 

めっちゃ多いなこの数字。

 

最も自己破産の多いパターンが

 

1・遊ぶためにFランクの大学に行く
2・なんとかなるだろうと思って借りる
3・就職するも給料安め
4・首が回らなくなる

 

あとは、奨学金をギャンブルや遊びなどに使ってしまうタイプも破産の傾向が強い。

 

ギャンブルが趣味なひとはまず借りちゃだめですね。
身を滅ぼすだけですから。

 

それこそカイジの世界になっちゃいます。

奨学金の返済が滞ると、一括で請求されたり法的措置を
取られることがあります。
これは奨学金に限らずお金をかりた場合はどこもそう。

 

奨学金という名前になっていますが、実質は借金と同じです。
よく考えてから借りるようにしましょう。

 

後々苦しむことになりますので絶対に!




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