今年の夏は暑いかどうか
毎年の悩みですが、
2020年の夏は
またしても猛暑なのでしょうか。
逆に冷夏でも
梅雨の雨の日が連続で続いているため
水害だけではなく
深刻な野菜・穀類の不作、
不足につながりかねません。
今年2020年夏の予想は
気象予報士と
昔からの百姓(農家)の経験とでは
意見が割れています。
どちらになるのか
意見の違いと理由、
冷夏が及ぼす影響を見ていきます。
今年の夏は暑い?2020専門家は猛暑予想で経験則では冷夏と意見が割れる!
2020年夏の予想!:気象庁によると
2020年夏は猛暑・酷暑・冷夏、
どうなるのでしょうか。
気象庁の発表によれば、
今年2020年夏の予想は
□全国的に暖かい空気に覆われやすく、気温は平年並か高いでしょう。
□北・東・西日本では、梅雨の時期(6月から7月)は平年と同様に曇りや雨の日
が多いでしょう。梅雨の時期の降水量は、ほぼ平年並の見込みです。その後は、
北日本では天気は数日の周期で変わり、東・西日本では平年に比べ晴れの日が多
いでしょう。夏の降水量は、ほぼ平年並の見込みです。
となっており、
平年並みが予想されます。
平年並みといっても
昨今は暑いですし
「平年並みか高い見込み」になっているので、
それなりに猛暑となる感じでしょう。
2020年夏の予想!:ウェザーニュースの場合
今年2020年夏の気温や天気は
ウェザーニューズからも6月30日に
発表を出しています。
2020年夏は、ウェザーニュース予想だと
「猛暑」。
最悪です…
ウェザーニュースも気象庁と似た見解で
7月~9月は平年より高い気温となる予想を
立てて発表しています。
2020年夏の予想!:猛暑予想の理由と予想気温
気象庁、ウェザーニュースともに
2020年夏の予想を
平年並みか、それより高い気温
と予想しています。
その理由は、気圧配置によります。
梅雨前線は7月中旬頃までに
日本海から東北付近まで北上していくと
予想されていますが、
(※梅雨は7月22日現在、梅雨明けしていませんが、
あくまで長期予想なので仕方ありませんね。)
その後は
暑くなり、9月も高温が続いて、お彼岸(秋分)までは
残暑が厳しいのでは?と
みられています。
その理由は、日本列島の東側に太平洋高気圧、
西側にチベット高気圧があるのですが、
チベット高気圧が日本付近まで張り出してくると、
上空で2つの高気圧が重なり、
「ダブル高気圧」となってしまうため、
まるで巨大な1つの高気圧のようになってしまうそうです。
そうなると2020年の日本の夏は厳しい暑さになる
ということです。
ダブル高気圧が実現してしまった場合に、
2020年夏の気候がどうなるかというと、
◇35℃以上の猛暑日が続く
◇フェーン現象が起こりやすい所は40℃前後になる可能性も ◇9月にかけても暖かな空気が流れ込みやすい |
などなど、
嫌な予感しかしません。
2020年夏の予想!:昔からの経験則だと冷夏?
気象庁もウェザーニュースも
平年並みか猛暑・あるいは酷暑を
予想立てている2020年の夏。
ですが実は、昔からの知恵、
ある百姓たちの予想によると、
「冷夏になる可能性がある」
とツイッターで話題になっていました。
岩手県の百姓たちが「今年は冷夏になる」と口を揃えて言ってる。
何でも、経験則的に、この時期まで本格的な山背がしつこく居座り、7月までに台風が10個以上発生していない年は、過去必ず冷夏になったとのこと。今年はまさにそれだと。
話半分に聞きたいものだが、気になる発言だ。
— すぽんちゅ (@OGmk23797) July 20, 2020
「山背(やませ)」とは、
山を越えて吹く風のことで、
特に夏の東北地方に吹く、
冷たく涼しい北東の風のことを言い、
偏東風を指しています。
2020年7月の岩手県では、
この山背が長く居座っているようです。
そして、台風の発生数が確かに遅く、
2020年7月22日現在、
まだ2個しか台風が発生していない状態。
5月に1個、6月に1個でした。
こうしたことが、経験的には
「冷夏になる」と予感させているそうです。
2020年夏の予想!:冷夏になると何が心配?
猛暑や酷暑は、人体に危険なのは
なんとなくわかりますが、
冷夏になると何が問題なのでしょう?
①農作物への打撃
梅雨も連続記録こそ更新しなかったものの、
連日の雨が続き、日照時間が少ない状態。
この上、冷夏になると
農作物が不作となり、
品薄で農家も苦しいし
消費者としても価格高騰が予想されます。
冷夏になると涼しく過ごしやすくはなりますが、
日本経済としては景気の落ち込みが考えられます。
実は冷夏になると、個人消費が減るんです。
そもそも外出自粛の傾向にある2020年、
しかも関東太平洋の海水浴場は
「海開きしない」と発表しています。
ただでさえ落ち込みが予想されるのは娯楽業。
そこに冷夏がのしかかると、
単純にアイスクリーム業界や
ブールレジャーなどは打撃を受けますし、
飲料メーカーも、冷夏よりは
暑い夏の方が売り上げが伸びるのでしんどいかも。
服や靴も、夏のクールアイテムが厳しくなります。
そしてエアコン。
どうあっても売り上げの伸び悩みが予想されます。
涼しい夏なんて最高に快適!
何の問題が?と思ってしまいがちですが、
注意しておいた方が良いこともあります。
まずは気づかぬうちの熱中症。
涼しいだけに、水分不足に気づかない場合もあります。
涼しいとはいえ夏ですから、
室内での熱中症や運動中の熱中症には
対策が必要です。
そして日照不足からの影響も見過ごせません。
日照時間が少ないと、身体にはこんなことが起こります。
◇セロトニン不足
セロトニン不足は、メンタルに大きく関係します。
このホルモンが不足すると
・気分の落ち込み
・意欲低下
・怒りっぽくなる
・過食になる
ゆくゆくは「うつ病」「不眠症」などに
繋がりかねないものです。
◇ビタミンD不足
カルシウム・リンの吸収を促進したり
血液中のカルシウム濃度を保ち、
丈夫な骨を作るのがビタミンD。
骨粗鬆症などに注意が必要です。
2020年夏の予想!:台風は大丈夫?
発生数が少なく、2020年7月22日現在、
5月に1個、6月に1個と、
まだ2個しか発生していない台風。
明らかに発生数が少ない2020年夏の台風ですが、
油断は禁物。
7月まで少ない台風の数も、
8月以降は台風の発生数が増えると予想され、
2020年夏全体では
26個くらいは発生するのではと言われます。
26個という台風発生数は例年並みの数字なので、
初夏に少なく、中盤から終わりにかけて多くなる
可能性大です。
(しかも台風進路や速度は複雑になる
可能性があり、読みづらいかもしれないそうです。)
なぜ遅くに多く発生するのかというと、
8月~10月は太平洋熱帯域でラニーニャ現象か
それに近くなることが理由だとか。
まとめ
2020年の夏は猛暑か冷夏か、
意見が2通りあります。
どちらになるか、
梅雨明けてみないと何とも言えないですが、
天気予報に注意して体調管理しましょう。
コメント