北朝鮮の金正恩が恩人の死に「鬼の目にも涙」私を置いていかないで

北朝鮮の国営テレビは、金正恩総書記が白衣とマスクを身に着け、

病院の一室に駆けつけたときの様子が紹介された。

 

先月、金総書記の側近であるヒョン徴兵元帥の臨終に立ち会った際、

金総書記は

「私が来ました、一度でもいいから目を開けてください。私たちが別れの挨拶もせずに去るなんて」

と語りかけたとされている。

 

金総書記は悲痛な表情で側近の最後を看取った。

 

ヒョン元帥は軍の重鎮として金総書記を支えてきた。

若い頃の金総書記と一緒に写る写真が公開され、

亡くなった後の金総書記が目に涙を浮かべ、

写真を見つめる様子も紹介された。

 

側近の死を悼む金総書記の姿が映し出された。

 

一方で、北朝鮮が7回目の核実験を強行する可能性があるとの指摘が出ている。

13日に行われたアメリカと韓国の外相会談では、

北朝鮮が強くけん制された。

 

韓国のパクジン外相は、

「北朝鮮は核実験の準備を完了しており、後は政治的な決断を待つのみだ」

と述べた。

 

さらに、

北朝鮮が戦術核兵器の使用に関して攻撃的な表現を使っていることに対して懸念を抱いているとも付け加えた。

 

アメリカのブリンケン国務長官は、

「我々はあらゆる不測の事態に備えている。短期的にも長期的にも軍事態勢を整える用意がある」

と述べた。

 

さらに、

北朝鮮が軌道修正するまで圧力をかけ続けると強調した。

核実験の強行があるかどうかは不明だが、国際社会の警戒と監視が強まっている。