乳酸菌はとりすぎると?ガスは解消できる?効果は嘘?
暴飲暴食したわけではないのに「お腹が張る」「苦しい」そんな時、ありませんか?
お腹が張ってしまうのは、どうして起こるのでしょうか。
また、最近話題の乳酸菌で、お腹の張りは解消できるのでしょうか?
お腹の張りの原因はコレだ!
お腹の張ってしまうのには、いくつかの原因が考えられますが、「空気をたくさんのみ込んでしまう(呑気症)」や「腸管にガスがたまってしまう」ことがあります。
呑気症の場合には、食事や会話で空気をのみ込んでしまう割合が、人よりも多いことが原因ですから、食事のときには「一口の分量を少なくする」「早食いをやめる」「よく噛む」ことで、解消されていきます。
なぜガスが発生する?
食べ過ぎでも呑気症でもない場合、なぜ体内にガスが発生するのでしょうか。
①腸内細菌のバランスが崩れている
腸の中は、たくさんのひだで埋め尽くされていて、それが「花畑」に見えることから、最近は「腸内フローラ(フローラ=花畑)」という呼び方が、一般的になっています。
この腸内フローラのバランスが崩れ、「悪玉菌」が増えてくると、異常発酵によってガスが発生します。
発酵食品やイモ類などを食べた時、ガスが発生しやすくなるのは、このためです。
他にも、根菜や豆類など、食物繊維が豊富な食材を食べるとガスが発生しやすくなります。
②内臓機能の低下
内臓には、ガスを排出する機能がありますが、ストレスや胃腸炎などの異常で、胃腸の運動機能が落ちると、腸内に溜まったガスを排出する機能も低下し、お腹にガスがたまります。
さらに、内臓の消化機能低下で便秘が続くと、やはり腸内のガスがたまって、お腹が張った感じになります。
乳酸菌はお腹のガスに効果はある?
ガスがたまったからと言って、生活習慣を変えるのは大変だし、かといって薬に頼りたくはない・・・でもなんとかしたい!という方は多いのではないでしょうか。
では、近ごろ話題にあがりがちな「乳酸菌」は、お腹にたまったガスに対しては効果が期待できるのでしょうか?
ガスが溜まる原因の1つに、「腸内フローラのバランスの乱れ」がありました。
これを改善すれば、悪玉菌が増殖することを抑えられるので、ガスが発生しなくなりますよね。
整腸薬は、実はこれをやって、ガスを発生しなくさせてくれています。
では、乳酸菌やビフィズス菌を摂取した場合、腸はどうなるでしょうか。
乳酸菌やビフィズス菌には、乳酸や酢酸が含まれていますが、それが腸を刺激ことで、腸管運動が活性化されます。
つまり、乳酸菌を摂ることで、ガスの排出を促してくれます。
忙しくて食生活を変える時間がないときや、薬の代わりに安全なもので対処したいときには、乳酸菌飲料などを活用してもよいかもしれません。
乳酸菌はとりすぎるとどうなる?
しかし、乳酸菌は、「お腹を壊す」というイメージもあります。
実際、乳酸菌はとりすぎるとどうなるのでしょうか。
乳酸菌は、とりすぎても基本的には大丈夫といわれています。
お腹をこわす原因は、乳酸菌飲料に含まれている牛乳や、乳酸菌飲料が冷たかったりした場合におこるのではないか、といわれます。
または、乳酸菌をとったことで、腸が動き始め、痛みを感じる人も中にはいるようです。
乳酸菌のとりすぎがヤバい理由!
しかし、乳酸菌飲料を「とりすぎない方がいい」理由は、ちゃんとありました!
乳酸菌飲料には、乳酸菌独特の酸味や風味を抑えるために、牛乳なり糖分なりが、多く入っていることがあります。
乳酸菌そのものではなく、そうした付属物を過剰摂取することになるので、乳酸菌飲料の過剰摂取はやめた方がよい、ということです。
習慣として、毎日少しずつ取り入れて、体を変えていくのがよさそうです。
まとめ
風邪予防や花粉予防にも、対策として使われるようになってきた乳酸菌。
腸内環境が、体調に大きく関わっていることがわかってきたので、乳酸菌飲料やサプリも、上手に活用していきたいですね!