オーガニックコスメの使用期限は未開封だと?開封後の期限は?
コスメって、なんとなく「あるうちは使ってしまう」人も多いのではないでしょうか。
しかし、オーガニックコスメを使うとなると、さすがに使用期限が気になりますよね。
天然成分100%でできている化粧品などは、使用期限はどうなっているのでしょうか?
未開封の状態と、開封後のコスメ、それぞれどのくらいが使用期限なのか、見ていきたいと思います。
そもそもオーガニックコスメとは
日本では、オーガニックというと、食品の認証である「有機JAS」はあるものの、実はコスメのオーガニック認証はありません。
(政府の管轄省庁が、食品とコスメとでは異なるため)
なので、「コスメでオーガニックの認証を取ろう!」となると、海外の認証審査を取らなければなりません。
フランスの「エコサート」、オーストラリアの「ACO」、アメリカの「USDA」、ドイツの「BDIH」などなど。
いろいろな認証がありますが、そもそもオーガニック自体、日本よりも欧州やアメリカの方が進んでいるので、これらのマークがついているかどうか、は大きな目安となります。
「オーガニックコスメ」の定義は、認証によって様々ですが、基本的には
「天然成分でできている」
「ノンケミカル(化学由来でない)」
「オーガニック原材料が一定数値以上(認証の規定による)含まれている」
などが共通しています。
さらに「ビーガン対応(動物実験をしていない)」なども、重要なポイント。
肌や人間にやさしいだけでなく、環境への配慮もできていないと、「オーガニックコスメ」とは言えません。
しかし、マークが色々で、わかりづらいですよね。
実は、世界統一基準「COSMOS(コスモス)」が新しくできたので、これからはマークが色々でわかりづらい!ということもなくなるでしょう。
「オーガニックコスメ」と謳っているけれどオーガニックとはいえない商品が、「オーガニックコスメ」を名乗れなくなる、というメリットもあります。
未開封のコスメの使用期限はどのくらい
結論を先に言ってしまうと、コスメには、使用期限があります。
多くの場合、「製造から3年」としているメーカーが多いようですが、その確認方法はあるのでしょうか。
あまり知られていませんが、化粧品には、未開封の状態での使用期限は、記載があるものとないものとがあります。
なぜかというと、日本では「3年経っても品質の変わらない製品には、使用期限の表記をしないくても良い」という決まりがあるからです。
薬局や化粧品売り場で良く見る大手メーカーの化粧品は、表示がなくて当然、ともいえるでしょう。
しかし、大手メーカーのケミカル、石油由来の化粧品と比べると、オーガニックコスメ、ナチュラル成分のコスメは、せいぜい3年が限度。
(すべて天然成分でできている商品でも、3年も品質が保証できるのはすごい思いますが)
特に、成分がすべて天然由来であるせいか、未開封状態での使用期限は必ずと言っていいほど、パッケージに記載があります。
しっかり西暦で記載があったり、記号化されていたり、商品やメーカーによって様々です。
「ストックで買いたいから・・・」
「割引になっているけど大丈夫・・・?」
という場合には、店員さんに聞きましょう。
教えてくれます。
開封してしまったら使用期限は?
化粧品の減り具合、人によって違いますよね。
「毎日しっかりケアする!」
「メイクはばっちり!」
という方もいれば、
「スキンケアはするけど、化粧はあんまりしないから口紅とか減らない」
「化粧水をサッと塗っておわり」
という方まで、千差万別だと思います。
特に、アイメイクやチーク、口紅など、カラー系のものが、残りがち。
では、開封後の化粧品は、どのくらいの期間使って大丈夫なのでしょうか?
何度も参考にしてください!
☆基礎化粧品・・・6ヶ月(半年)
☆アイメイク・口紅・・・3ヶ月
水分が多い化粧品や、粘膜などと接触があるものは、期限が短め、と思ってください。
粘膜って、実はとても吸収力が高いんです!
酸化したり、劣化した化粧品を使うなんて、キケン!
パフやブラシ、チップ なども清潔に保ちましょう。
また、著名なドイツのオーガニックコスメブランド、「ロゴナ」のように、ネットで「使用期限」「開封後期限」を掲載しているところもあります。
メーカー次第ですが、気になるものは、調べてみるといいかもしれませんね。
保管場所にも注意!
オーガニックコスメ に限らず 、化粧品の保管場所には、注意が必要です。
保管場所としてダメなところはコチラ。
・高温多湿
・直射日光のあたるところ
お風呂場や洗面所に置きがちですが、実はアウト。
昔の人はよく「鏡台」を持っていましたが、とても理に適っています。
直射日光の当たらない場所に、肌ケアの場所を作りましょう。
まとめ
オーガニックコスメは、ケミカルのコスメよりもデリケート。。
なかには「口に入れても大丈夫!」を売りにしている化粧品もたくさんあります。
せっかく良いものを使うのだから、劣化させてしまってから使うのでは、かえって肌をいためてしまいます。
自然の恵みを目一杯取り込むためにも、使用期限や保管方法はしっかり守って、快適ライフを目指しましょう!