食べると寒い!?原因や対策を調査!その2・食後低血糖

食べると寒い!?原因や対策を調査!その2・食後低血糖

 

食事のあと、「だるい」「眠くなる」など、多くの人が感じたことがあるかと思います。

しかし、「眩暈がする」「寒い」という症状を感じる人もいるのです!

 

食後の「寒い」について、前回は「食後低血圧か?」という話をしました。

しかし今回は、「食後の“寒い”は、食後低血圧ではない!?」という話をします。

 

対策をしっかり確認していきましょう。


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食後の「寒い!」は低血糖!?

食後の眠気などで連想されるのは、「低血圧」ですが、最近の研究では、「低血糖」ではないか、と言われています。

低血糖とは、「血糖(血液の中の糖分)が異常に低く」なり、 強い空腹感、冷や汗、ふるえ、動悸などが起こり、重症になると意識を失うこともあるものです。

これが、食後に起こると「食後低血糖(血中のブドウ糖が減る)」となるわけです。

 

しかし、「食後の血糖値があがる」というのは何となくイメージできますが、食べたのに血糖値が下がる、とはどういうことなのでしょうか。

 

 

1つには、「インスリンが一時的に強く働きすぎる」ということが考えられています。

食後には、血糖値は上昇しますが、それを抑えるために「インスリン」が分泌され、体は通常通りに保とうとします。

 

それが行き過ぎると、一時的に低血糖になってしまうのです。

そのため、血液中のブドウ糖が足りなくなって、脳の働きがにぶくなり、眠気を引き起こします

 

 

もう1つには、「食後は、消化管の動きを促進するために、副交感神経が優位になる」つまり、身体がリラックスした状態になり、眠気が生じるというケースもあります。

 

眠気などの症状がひどい場合には、糖尿病やナルコレプシー(脱力発作、睡眠障害を引き起こす)なども考えられるので、神経内科の受診を考えてみてください。


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食後低血糖になりやすい状況は

まず、低血糖になりやすい条件を把握しましょう。

これを避けるだけでも、だいぶ違ってくるでしょう。

 

・食事時間がいつもより遅い
・食事の量が少ない、絶食
・いつもより激しい運動、長時間の運動(運動中や運動後、その日の夜間や翌朝にも起こりやすい)
・飲酒
・入浴時

 

基本的に、食べる時間に栄養が供給されないと、より起こりやすくなります。

激しい運動や、長時間の運動をする、急に運動するなども、食後低血糖を引き起こしやすいので、注意が必要です。

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食後低血糖の対策は?①食事編

そもそも低血糖とは、「エネルギーが不足している!」と体が教えてくれているだけなので、糖分を補給することで改善します。

 

通常の低血糖の場合、インスリン注射か、もしくはブドウ糖を摂取します。

飴や清涼飲料水でも大丈夫です。

 

しかし、食後低血糖とは、「栄養を摂ったのに、低血糖になる」という、ちょっと訳の分からない状況。

いったいどうしたらいいのでしょうか。

 

1つは「炭水化物の取りすぎをやめる」というものです。

白米、パンや甘いものなど、糖質の吸収がよすぎてしまうので、控えます。

 

たんぱく質を増やします。 

肉や魚、大豆などでも良いです。

そして、炭水化物から食べ始めるのをやめましょう。

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食後低血糖の対策は?②運動時編

1つには、運動の前後に、「おにぎりを1つずつ食べる」という方法があります。

これは、体に栄養補給のサイクルを教え、「エネルギーはいつも補給されるから大丈夫だよ!」と覚えさせる方法です。

こうすることで、身体は、エネルギー不足を訴えてこなくなるそうです。

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食後低血糖の対策は?③栄養補助食品編

栄養補助食品としては、酵母を摂るのもよいかもしれません。

酵母は、炭水化物の分解を助けるとともに、糖質を食べてくれます。

内臓に負担をかけないようにするため、天然由来のものを選びましょう。

 

何を使っていいかわからない、という方には、「コーボン」「食べる酵母」などがおすすめです。

 


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まとめ

食後低血糖に対する方法を、いくつかご紹介しました。

 

しかし、あまりにも「寒い」「起きていられない」などの症状が現れている場合には、お医者さんに早く相談すべきです。

原因が何かによって、対処法が変わってくると思います。

 

食後に寒くなり、活動が出来ないと、自分の心や精神にも負担がかかり、悪循環にはまっていきます。

あまり深刻になりすぎる前に、お医者さんと原因を突き止め、早めの対策をしましょう。

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